あかぎ通信は九州大学宮崎演習林の職員が,日々演習林での仕事の様子や出来事などを公開するページです. あかぎとは,宮崎演習林内に多く生息するヒメシャラと言う樹木の方言です. みなさまのご来演をお待ちしています.
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寒波が過ぎ、宮崎演習林はいささか気温が上がっています。先週までは地面が凍り付いて一部の作業や路面補修が不可能だったのですが、急に緩んだようです。九州山地の冬は氷点下の気温も珍しくないですが、天気が良いと日中は10℃くらいまで上がることもあります。最低気温と最高気温の差が大きく、特に日向の南~西斜面では夜間と日中で地面の凍結と融解が繰り返されます。
冬季の法面土砂の掘削の様子。地表だけ凍って庇状になっている。
その結果、生じるのが落石です。落石の原因は降雨・降雪、強風、凍結融解、地震などありますが、宮崎演習林の冬では主に凍結融解が原因の落石が頻発します。岩の亀裂や層理にたまった水分が凍結融解を繰り返すことで氷の楔が岩を砕いていき、日中に融けて支えを失うことで下方に落下していくのです。
落石は車両の通行の妨げになるため、その都度除去します。人力で動く程度の落石は良いのですが、大きな落石や道いっぱいに広がった土砂は重機で取り除くことになります。
一方、夏季は大雨や台風の際に、雨水や強風によって落石が発生します。冬の落石に比べると土壌や樹木なども巻き込んで落ちてくることが特徴です。
2022.1.25 NT
氷の造形
| 痛そう |
山頂と空の青さ
宮崎演習林では3か所で気温を測定していますが、そのうちの1か所が演習林で1番高い山、津野岳(江代山)です。年2回、津野岳に登って気温を測定している機器のデータ回収や電池交換、メンテナンス作業などを行っています。
つい先日、その気象関係の業務のため津野岳に行ってきたのですが、とても天気のいい日で気が付けば空の写真を大量に撮っていましたので、1部を紹介します。
| 中腹から尾根を目指した時もふと青空が目に入ります |
| 尾根から山頂へ |
| 山頂から頭上を撮るときれいな色合い |
たまには空を見上げてのんびりすることで、コロナ渦のストレスも緩和できるかもしれませんね。
ちなみに肝心の津野岳の温度はなんと0.5℃!今後ますます冷え込みが続くと、年明けには例年-10.0℃程度まで下がります。寒さにはみなさんもお気を付けください。
12/17(金)山内(耕)