研究成果が新聞に取り上げられました!

宮崎演習林のある九州脊梁の山にはブナが生育しています。ブナは青森のような寒い地域で主要樹種となる樹種ですが、九州でも高標高の山岳エリアにはブナ林が広がっています。ブナ林の下にはササが密生していることが多いのですが、最近シカが増えてササを全て食べてしまい、林床(森林の地面の部分)には何も生えていないブナ林が増えてきました。ササがなくなった森林では土壌侵食が発生し、ブナの大木が死に始めているところもあります。ササがなくなったことが森林生態系にどの様な影響を与えているのか、というテーマについてここ数年、宮崎演習林を中心に研究を進めてきました。その成果の一部が新聞に取り上げられていますので、ぜひご覧ください!

朝日新聞デジタルは有料版ですが、11月25日10時頃までは全文読めますので、ぜひこの機会に~!


宮崎日日新聞にも掲載されました!こちらのサイトは全文ではないのですが、、、

九州大学企画部長、財務企画課長、資産活用課長ほか一行来演

 令和5年11月7日(火)~8日(水)に本学・企画部長、財務企画課長、資産活用課長ほか一行が、宮崎演習林視察のため、来演しました。

 最初に庁舎内で演習林の歴史、概要について説明し、活発な質疑応答が行われました。


 続いては、車3台に分乗し、実際に宮崎演習林内に入ってもらい、 獣害対策や林内での実験、研究内容の説明を行いました。ここでも活発な質疑応答が行われました。(説明する先生はうれしそう)

 

 展望が開けた場所では、演習林の敷地の広さを実感していただきます。

記念撮影もパシャリ。

 


 最後には、昨年度の台風14号被災箇所を現地確認。

 


 翌日は人吉試験地に場所を移し、人吉試験地の宮崎演習林バックアップ拠点としての意義を説明し、2020年度の水害についても説明しました。


 本学・伊都キャンパスとはかなり遠く離れていて、事務の方々が宮崎演習林を訪れる機会はなかなかないことだと思います。

 実際に宮崎演習林の現地で体感し、情報交換をおこなうことは双方にとってとても意義あることだと思いますので、本部事務の方々のまたの来訪をお待ちしております。


2023/11/9 吉本

椎葉の森の崩壊地、その後の回復は、、、?



椎葉の森では、地形が急峻であったり、大雨の頻度が高かったりして、大小さまざまな規模の斜面崩壊がしばしば起こります。

2022年9月の台風でも崩壊が多数発生しました。

過去に撮影された航空写真やベテラン技術職員の経験を頼りに、ここ宮崎演習林内で、いつ起こったかがわかる崩壊跡地を特定し、崩壊後の回復がどれくらい進んでいるのか、進んでいないのか、宮崎大学、九州大学(本学)の方々を中心に、調べることになりました。


このような斜面で、土層の深さをはかります。



けっこうな急斜面です。



スケールの大きい崩壊跡地です。

とても小さいですが、安全に気を付けながら、斜面を下りているところです。



最後に、癒しスポットで記念写真です。

今後、ますます大雨が激化するとの予測もあり、今後の椎葉の森のありようを考えるうえで、このような息の長い、地道な研究が大切なのではないかと考える今日この頃です。

2023.11.07 TK

紅葉

 10月中旬から徐々に紅葉が始まりました。

「紅葉」と言っても樹種によって様々で,鮮やかな赤真っ赤黄色と彩りに違いがあります。

林内を歩いて,目立った「紅葉」を ご紹介します。

2023.11.06 kubota

 

シラキ(トウダイグサ科)

ブナ(ブナ科)

ミズナラ(ブナ科)

ヤマウルシ(ウルシ科)

ツタウルシ(ウルシ科)

コハウチワカエデ(ムクロジ科)

コミネカエデ(ムクロジ科)

エンコウカエデ(ムクロジ科)