あかぎ通信は九州大学宮崎演習林の職員が,日々演習林での仕事の様子や出来事などを公開するページです. あかぎとは,宮崎演習林内に多く生息するヒメシャラと言う樹木の方言です. みなさまのご来演をお待ちしています.
研究成果が新聞に取り上げられました!
九州大学企画部長、財務企画課長、資産活用課長ほか一行来演
令和5年11月7日(火)~8日(水)に本学・企画部長、財務企画課長、資産活用課長ほか一行が、宮崎演習林視察のため、来演しました。
最初に庁舎内で演習林の歴史、概要について説明し、活発な質疑応答が行われました。
続いては、車3台に分乗し、実際に宮崎演習林内に入ってもらい、 獣害対策や林内での実験、研究内容の説明を行いました。ここでも活発な質疑応答が行われました。(説明する先生はうれしそう)
展望が開けた場所では、演習林の敷地の広さを実感していただきます。
記念撮影もパシャリ。
最後には、昨年度の台風14号被災箇所を現地確認。
翌日は人吉試験地に場所を移し、人吉試験地の宮崎演習林バックアップ拠点としての意義を説明し、2020年度の水害についても説明しました。
本学・伊都キャンパスとはかなり遠く離れていて、事務の方々が宮崎演習林を訪れる機会はなかなかないことだと思います。
実際に宮崎演習林の現地で体感し、情報交換をおこなうことは双方にとってとても意義あることだと思いますので、本部事務の方々のまたの来訪をお待ちしております。
椎葉の森の崩壊地、その後の回復は、、、?
椎葉の森では、地形が急峻であったり、大雨の頻度が高かったりして、大小さまざまな規模の斜面崩壊がしばしば起こります。
2022年9月の台風でも崩壊が多数発生しました。
過去に撮影された航空写真やベテラン技術職員の経験を頼りに、ここ宮崎演習林内で、いつ起こったかがわかる崩壊跡地を特定し、崩壊後の回復がどれくらい進んでいるのか、進んでいないのか、宮崎大学、九州大学(本学)の方々を中心に、調べることになりました。
このような斜面で、土層の深さをはかります。
けっこうな急斜面です。
スケールの大きい崩壊跡地です。
とても小さいですが、安全に気を付けながら、斜面を下りているところです。
今後、ますます大雨が激化するとの予測もあり、今後の椎葉の森のありようを考えるうえで、このような息の長い、地道な研究が大切なのではないかと考える今日この頃です。
2023.11.07 TK