その後の人吉(2020年8月末日)

 7月の長い梅雨が終ったと思ったら、猛暑の夏がやってきました。

ここ椎葉(標高約600m)でも、35℃を記録するという、異例の暑さです、、、。

ところで、先日、人吉に行ってきました。だいぶ復旧が進んだなあと思った一方で、まだまだ道のりは長いな、、、と。最近の人吉の街と連絡所(演習林の施設)の様子を簡単ですが、ご報告します。



人吉連絡所の近所の道(左:7月4日、右:8月末日)

氾濫直後は、汚泥が20-30cmほど道路に堆積していました。当日、この道を歩いて連絡所に向かいました。最近は、すっかり綺麗になりましたが、粉塵は相変わらずのこっています。



人吉連絡所の入り口の様子(左:7月4日、右:8月末日)

 氾濫直後は、球磨川の水位が高く、入口の前の道が完全に水没していたため、車でアクセスできませんでした。水も茶色です。最近は、すっかり濁りがとれ、水位も低く、普段の球磨川の様子です。



人吉連絡所の敷地内(左:7月9日、右:8月末日)

敷地内は汚泥が堆積していましたが、福岡からの応援もあり、重機を使って、すっかりきれいに撤去できました。温室の中にはまだ撤去できていない泥が堆積しています、、、。



災害廃棄物(左:7月11日、右:8月末日)

物品が少ないと思っていた連絡所庁舎でさえ、浸水により大量の災害廃棄物が出てきました。浸水被害の大変さを痛感しました。また、災害直後は、廃棄物を市内の指定の場所に捨てに行くのに、交通渋滞がひどく6時間もかかりました、、、(普通なら30分もかからない場所です)。



7月4日の球磨川の様子、ツイッター画像(https://pbs.twimg.com/media/EcC7QMVVAAAUWzs.jpg


人吉連絡所近くの繊月大橋(奥の赤い橋)がほとんど水没し、手前の橋が一部流されています。この写真を見て、洪水の恐ろしさを改めて実感しました。



破損した橋、8月末日の様子

8月中旬に確認したときは、壊れた状態だったのですが、先日見たら、復旧工事が始まっていました。対応の早さに驚きました。

球磨地方に引っ越してきてまだ1年も経っていませんが、この地の美しさ・おいしい農産物など、この場所がすっかり気にいっています。球磨のゲートシティである人吉は、古きよき日本の風情が残る街。大勢の観光客でにぎわう人吉をまた早く見てみたいです、、、。



2020.08.31 TK









 


 










虫の話

少し前のことになりますが,事務所前でルリボシカミキリを見つけました.

昆虫少年のあこがれの一つ(たぶん).思っていたよりも大きくて,しっかりした体つきでした.


私は子供の頃から虫が好きだったのですが,都心部で育ったものであまり多くの種類を見ることができなかったのです.こんなものを見つけると今でも本当にワクワクします
(なお「虫が好き」と言うのはあくまで一般の子供レベルの感覚です.専門的な知識などは全くありません)


子供の頃のあこがれと言えば,こんなものも.
ナナフシ(ナナフシモドキ)です.この独特の佇まいに心惹かれる人は多いのではないでしょうか.図鑑等でおなじみでしたが,私が初めて生きたナナフシに会えたのは大人になってからだった気がします.


椎葉に住んでいると,日常的に様々な昆虫や小動物と遭遇します.私にとってそれはとても楽しく,日々の喜びの一つになっています(虫が苦手な人だとそのまま苦痛になるのかもしれません).
メジャー系

甲虫光り物シリーズ
ちなみに左下のオオセンチコガネ(糞虫)は平らなコンクリートの上で
ひっくり返ると自分では起き上がれずに死んでしまいます


基本的に虫というのは人から逃げていくものであり,そもそも小さいものが多く,私の持っているカメラと技術に収められるのは日々目にするものの本当に一部です.大部分はもっと渋い感じで,何というか不思議だったり不気味だったりするものばかりです.


子供時代からのあこがれもあるのですが,40歳も過ぎて改めてそういう虫たちを見ていると,この世界には本当に色々なものが生きているのだなあ,という気持ちにさせられます.それに伴う喜びや感動も,ある意味では大人になってからの方が大きいこともあるように思います.
ヒメヤママユ
蛾は手の上で落ち着いてくれるものが多いです
顔もだいたい目がクリっとしてかわいいと思う

2020.8.13 市橋