椎葉の森では、地形が急峻であったり、大雨の頻度が高かったりして、大小さまざまな規模の斜面崩壊がしばしば起こります。
2022年9月の台風でも崩壊が多数発生しました。
過去に撮影された航空写真やベテラン技術職員の経験を頼りに、ここ宮崎演習林内で、いつ起こったかがわかる崩壊跡地を特定し、崩壊後の回復がどれくらい進んでいるのか、進んでいないのか、宮崎大学、九州大学(本学)の方々を中心に、調べることになりました。
このような斜面で、土層の深さをはかります。
けっこうな急斜面です。
スケールの大きい崩壊跡地です。
とても小さいですが、安全に気を付けながら、斜面を下りているところです。
今後、ますます大雨が激化するとの予測もあり、今後の椎葉の森のありようを考えるうえで、このような息の長い、地道な研究が大切なのではないかと考える今日この頃です。
2023.11.07 TK