虫の話

少し前のことになりますが,事務所前でルリボシカミキリを見つけました.

昆虫少年のあこがれの一つ(たぶん).思っていたよりも大きくて,しっかりした体つきでした.


私は子供の頃から虫が好きだったのですが,都心部で育ったものであまり多くの種類を見ることができなかったのです.こんなものを見つけると今でも本当にワクワクします
(なお「虫が好き」と言うのはあくまで一般の子供レベルの感覚です.専門的な知識などは全くありません)


子供の頃のあこがれと言えば,こんなものも.
ナナフシ(ナナフシモドキ)です.この独特の佇まいに心惹かれる人は多いのではないでしょうか.図鑑等でおなじみでしたが,私が初めて生きたナナフシに会えたのは大人になってからだった気がします.


椎葉に住んでいると,日常的に様々な昆虫や小動物と遭遇します.私にとってそれはとても楽しく,日々の喜びの一つになっています(虫が苦手な人だとそのまま苦痛になるのかもしれません).
メジャー系

甲虫光り物シリーズ
ちなみに左下のオオセンチコガネ(糞虫)は平らなコンクリートの上で
ひっくり返ると自分では起き上がれずに死んでしまいます


基本的に虫というのは人から逃げていくものであり,そもそも小さいものが多く,私の持っているカメラと技術に収められるのは日々目にするものの本当に一部です.大部分はもっと渋い感じで,何というか不思議だったり不気味だったりするものばかりです.


子供時代からのあこがれもあるのですが,40歳も過ぎて改めてそういう虫たちを見ていると,この世界には本当に色々なものが生きているのだなあ,という気持ちにさせられます.それに伴う喜びや感動も,ある意味では大人になってからの方が大きいこともあるように思います.
ヒメヤママユ
蛾は手の上で落ち着いてくれるものが多いです
顔もだいたい目がクリっとしてかわいいと思う

2020.8.13 市橋