ライトセンサスを実施しました

 シカは夜行性であるため、この調査は日没後に計測を開始し、林道を時速 8km前後で走行するトラックの荷台から2名の調査員が左右にスポットライトを照射、運転手はトラックのライトをハイビームにして、シカを含めた野生動物を3日間探索しました。

 この調査は2005年(19年前)から宮崎演習林が主体となって行っています。

 

調査の様子

 

シカ発見!

 

奥のライトに4頭のシカがいます

 シカの目はライトの光を反射するので、夜間でも比較的容易にシカを発見できます。

 シカは3日間で19頭ほど確認しました。また、シカ以外の動物はノウサギ、タヌキ、ムササビ等を確認しました。

 

遠くにいたムササビ

 2024.05.21 kabe

オオシマザクラを発見!!

  演習林の林道を走行中に,たくさんの白い花を付けた1本の木を見つけました(4/17)。林道からは離れていて,周囲のヤマザクラとは違うように見えました。気になったので,翌日にカメラを持って行きましたが,樹高が高く撮影できませんでした。改めて開葉後に12mの高枝切を持参で枝葉を採取したところ,葉柄が白く,密腺の形からオオシマザクラ(Cerasus speciosa (Koidz.) H.Ohba)と思われます。分布は伊豆諸島に特産し,房総半島,三浦半島および伊豆半島と書かれています。今回は九州山地の奥地で(標高1150m),周囲に似たような木は見られず,胸高直径は47cm,樹高17mのオオシマザクラが見つかりました。

 2024.05.16 kubota