つい最近、12/18頃の寒波で宮崎演習林にも雪が降りました。 標高1000m付近では、積雪10cmといったところでしょうか。このくらいの時期から氷柱も生成されるのですが、毎年同じような場所で氷柱の写真を撮っていることに気づきました。何かしら惹かれるものがあるんでしょうね。
さて、この日は演習林内の気象観測をしている場所まで行き、蓄積データを回収する予定でした。実際に行ってみると、機器を動かすためのソーラーパネルに雪が積もって少し凍りついていました。このままだとバッテリーの充電が十分に行われず、機器が止まってしまうので掃除を行います。
1度雪が少し溶けた後で再び凍ったような質感だったので、なかなか手間取りましたが、これで大丈夫でしょう。データの回収を行うと、12/18、12/19の1日の平均気温は-5.0℃前後でした。
雪が降ると大変なことも多い一方で、普段とは違ったものを観察することができます。シカやタヌキ、キツネ、ウサギといった野生動物の足跡です。雪の上を歩いた痕跡がしっかり残っていました。土の上でももちろん足跡は残りますが、雪上だとより目立ちますね。
私は雪とはあまり馴染みがない地域で生まれ育ったので、今でも雪が降ると少しうれしいような気持ちになります。まあ、今後北海道演習林で勤務するようになると、除雪や凍結などでうんざりしてくるような気もしますが、、、
何はともあれ、今年も演習林に冬がやってきました、という報告でした。
2022.12.21 山内