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紅葉と11月の行事

  今年の紅葉は夏場に雨が少なく,気温も高かったせいか,葉が縮れ落葉が早く,例年になくイマイチでした。そんな中でも黄色に色づいたオオモミジを見つけました。今月の行事と併せてご紹介します。

オオモミジ(ムクロジ科)
by kubota

 

  • 森林政策学実習(11/5~6)

 林内見学は半日で,スギ(66年生)の伐採作業を見てもらいました。スイングヤーダによる集材やプロセッサの造材を見学しました。

プロセッサによる造材作業

  • 森林計画学実習(11/11~14)

 林内見学は,伐採作業,人工林施業,天然林,試験地(森林動態モニタリング,獣害防除ネット,ナラ枯れ,旧細胞式皆伐作業),境界管理,台風被害などを見学し,最終日は班別にまとめた椎葉村森林整備計画のプレゼン発表をしました。

スイングヤーダによる集材作業

搬出された丸太の説明
スギ人工林(2022年植栽)
森林動態モニタリング(広野サイト)
椎葉村森林整備計画のプレゼンテーション

 

  • 大河内小学校日帰り学習(11/21)

 宿泊学習(7/10~11)が雨天で林内活動が中止になったため,改めて森林散策を行いました。最初は急で狭い歩道を歩くのに苦戦しましたが,子供たちは「ヤッホー・・・」と元気いっぱいでした。落ち葉やドングリを拾っては「これは何の木ですか?」と尋ねる場面も,昼食は御神の滝でお弁当を食べました。植物,動物,昆虫などたくさんのことを学んだ一日でした。

クヌギ人工林の散策
説明に興味深々の子供たち
御神の滝を見学

春よ来い

 先日「春の人吉連絡所」という記事が上がりました。山の上の方は春までもう一息という感じ。3/17に境界確認で標高1000m~1400mくらいの場所を歩いてきたので、今回はそんな様子をお伝えしようと思います。

毎年恒例の境界確認

 全体的には蕾が膨らんできているのが目立っていた印象でした。ここ数日で急激に暖かくなった影響でしょうか。

大きく膨らんだ蕾

 もちろん開花が進んでいるものもあります。遠くからでもよく目立つので、つい立ち止まって確認を…なんてこともしばしば。

マンサクの花

演習林の南側には西米良村がありますが、そのあたりまで行くと山肌にヤマザクラらしきものが目立つようになりました。標高は300m~400m。あと1,2週間もすれば、事務所周辺(標高600m)でもヤマザクラが咲きだすと思います。

                        2022.3.18 山内(耕)

境界を歩く2

本年度最後となる境界確認に同行しました.今回の目的地は樋口山(ひのくち,とここでは呼ばれます)の周辺.

宮崎演習林の南東部の縁,おそらく最もアクセスの悪い区域であり,調査地や学生実習の場として利用されることはまずありません.職員も足を踏み入れることが少なく,それはそれで貴重な場所と言えるかもしれません.


朝は(比較的)早めに出発.まずは頂上を目指します.
途中で霧が出てきました
急傾斜の登りが続き,私は早い段階で心がくじけましたが,技術職員の皆は粛々と?仕事をしていきます.
境界石の確認
この石をこんな所まで運んだ昔の人に思いを馳せつつ

尾根筋には,よく見るアセビの低木林が広がっていました.今は花盛りです.
株によって花の色が違う
アセビのトンネルを抜けて
樋口山頂(1434.6 m)に到着
特に見どころのない山頂でした(霧のせいかも)

山頂から先は基本的に下りになります.ホッとしたのも束の間,この先がまた長かったのでした.

山中の境界は,尾根や谷など自然の地形に沿って引かれるのかと何となく思ってましたが,この区域ではそのような気配はありません.谷に下りてはまた尾根まで上るようなことを繰り返し,じわじわと進みます.
左の急斜面を下りてきて石を発見
谷を横切る方向に境界線がありました
しばしば境界石が見つからず,地図を確認
あの沢まで下ります...
休憩中にコケを眺めて心を慰める
ひょろっと伸びた先の器官(蒴)で次世代の胞子が作られ,外に飛んでいきます

細く深く,岩を削る流れ
現場では流しそうめんの話をしてました


最後に大岩をくぐって終了
長い道のりでした.境界とは何だろうと色々考えさせられました.まあ歩けば歩いただけ,面白いこともあるのですけどね.


前記事で菱さんが挨拶されてましたが,年度末に教職員数名の入替りがあります.この日が現メンバーとしては最後の山歩きの機会でもありました.そのことに対し何か感傷を覚えるだけの心身の余裕がなかったのは良かったのか悪かったのか(まあまたどこかで一緒になるのです).

ともあれ新学期には新たなメンバーを迎え,新たな気持ちで宮崎演習林を盛り上げていければと考えております.

2020.3.31 市橋

境界を歩く

 先日、宮崎演習林の境界を確認、巡視するために稜線を歩いてきました。

 演習林の土地とそうでない土地の境には目印のため石杭が打ち込まれています。手元の紙地図やGPS情報と照らし合わせて、場所が間違っていないか、境界を越えて作業がなされていないかなどを確認するわけです。

赤スプレーで強調した境界上の石杭
数年の間隔で境界確認をしているといっても、きれいな歩道がついてるわけではもちろんないので、隙間なく生い茂った低木類や急峻な地形に阻まれ、なかなか思うように進めません。

アセビに阻まれる境界線
急峻な崖を下ることも
  しかし、普段人が入らないような場所だからこそ、時には不思議な光景や、きれいなものが見つかるのも境界確認の醍醐味だと思います。

森林地帯に突然現れた少し不思議な場所
10センチくらいある霜柱
そんな醍醐味も、地形を正確に読む技術と様々な地形を踏破できる身体能力があってこそ初めて得られるものだなと、先輩方を見ていると痛感します。
 今年度中にまだあと数回境界確認に行くので、様々な醍醐味を探しつつも自分のスキルアップができればと思います。

                         2020.02.12 山内(耕)