ホシガラスを目撃しました!!


演習林内で珍しい野鳥をみかけました。
その名はホシガラスNucifraga caryocatactes
その名のとおりカラス科に属していて、全身に白い斑点がたくさんあるのが特徴です。その模様が星空に似ているところからホシガラス(星鴉)と名付けられました。
目撃した場所は演習林内の標高1100mの付近で、2羽でヒメコマツの種子を食べていました。調べてみると、このホシガラス、日本では北海道・本州・四国の亜高山帯・針葉樹林で繁殖する野鳥のようで、九州内での目撃例は少ないとのこと。宮崎県版レッドデータブックではなんと絶滅危惧類(VUに指定されていました。このように貴重な野鳥が演習林には生息しています!!
2015.06.24 チョウ



ホシガラスNucifraga caryocatactes
ヒメコマツの松ぼっくりをついばんでいます。
翼と上尾は青光沢のある黒です。
2羽で枯れ木にとまって休憩中。
ホシガラスの背中!!


春の公開講座を開催しました!



5月30日・31日の2日間、市民の方々を対象に 
公開講座「九州山地の森を知ろう」を開催しました!
県内外から19名もの方々に参加いただきました。初日はあいにくの雨模様でしたが、翌日には天気に恵まれ、新緑まぶしい林内を気持ちよく歩いてもらいました!!参加者からは、「巨樹・古木が多くあることを嬉しく思いました。」、「椎葉村内にこのような遊歩道があることは知らなかったので、よい経験だった。特に講義はわかりやすく、樹木の生長やシカのことが深く理解できた」などの感想がありました。参加者の皆さん、またのお越しをお待ちしています!
2015.06.03 チョウ
ブナの木の前で昆虫の解説
キブシという樹木の髄を抜く遊び。参加者の皆さん、夢中です!

渓流でひと休み。
渓流にすむヤマメ、タカハヤについて解説中。
森林総合研究所の矢部氏によるシカについての講義
懇親会風景、地元の食材をつかったメニューが好評でした!
参加者の皆さんと集合写真!!

ライトトラップ調査を実施しました!



夜の昆虫調査、ライトトラップ調査を実施しました!
集まってくる虫は少なめではありましたが、コクワガタ♂をはじめ、多数の蛾を採取することができました。
この調査を定期的に実施することで、演習林周辺にどのような種類の昆虫が生息しているのかを調べています。また、採取した昆虫たちを標本にして宮崎演習林にある椎葉資料館で展示しています。よろしければ見に来て下さい!!!
2015.06.03 チョウ
調査風景、灯光器でライトアップ!!
コクワガタMacrodorcas rectus rectus
キンイロジョウカイThemus episcopalis
クルマスズメMacrodorcas rectus rectus