境界を歩く

 先日、宮崎演習林の境界を確認、巡視するために稜線を歩いてきました。

 演習林の土地とそうでない土地の境には目印のため石杭が打ち込まれています。手元の紙地図やGPS情報と照らし合わせて、場所が間違っていないか、境界を越えて作業がなされていないかなどを確認するわけです。

赤スプレーで強調した境界上の石杭
数年の間隔で境界確認をしているといっても、きれいな歩道がついてるわけではもちろんないので、隙間なく生い茂った低木類や急峻な地形に阻まれ、なかなか思うように進めません。

アセビに阻まれる境界線
急峻な崖を下ることも
  しかし、普段人が入らないような場所だからこそ、時には不思議な光景や、きれいなものが見つかるのも境界確認の醍醐味だと思います。

森林地帯に突然現れた少し不思議な場所
10センチくらいある霜柱
そんな醍醐味も、地形を正確に読む技術と様々な地形を踏破できる身体能力があってこそ初めて得られるものだなと、先輩方を見ていると痛感します。
 今年度中にまだあと数回境界確認に行くので、様々な醍醐味を探しつつも自分のスキルアップができればと思います。

                         2020.02.12 山内(耕)