宮崎県の両生類の専門家の方と
サンショウウオの調査にいってきました☆
演習林内の河川の奥の奥、源流部を探してみると、
ベッコウサンショウウオの幼生と
コガタブチサンショウウオの成体がなんと!2匹も発見されました!
コガタブチサンショウウオ(Hynobius yatsui)
背中には褐色の地色に銀白色の斑紋が入ります。
体色にはいくつかの模様の変異が地域によってみられます。
生息場所は自然林の残る山地の源流部の水辺付近で、
倒木や石の下などに隠れてひっそりと暮らしています。
成体はおもにクモ、ミミズなどを食べていると考えられています。
九州内では長崎県を除く地域に分布していますが、
宮崎県のレッドデータブックでは、将来的に絶滅の危険性がある
「準絶滅危惧種」に指定されており、詳しい調査がされていない
「情報不足」の希少種です。近年では、山林の開発などよる生息に
適する環境の減少とともに個体数も減少していると考えられています。
そんな貴重なサンショウウオが演習林には生息しています!
2016.10.18 チョウ
コガタブチサンショウウオ。略してコブチ |
生息場所は演習林の源流部 |
ベッコウサンショウウオの幼生。ポニョみたいです。 |
隠れる幼生。泳ぐの速いです。 |