ヒレンジャクとヤドリギ


ヒレンジャクは頭に冠羽と呼ばれる目立つ羽を持ち、尾羽の先が赤い(緋色)スズメ目レンジャク科の鳥です。
冬に来る渡り鳥として知られますが、年により飛来数が大きく異なり、観察されない年もあるそうです。撮影時には10羽ほどの群れで飛んでいました。
ヒレンジャクヤドリギの実が好物だそうです。
かっこいいとんがり頭のヒレンジャク。尾の先が赤い。


ヤドリギは宮崎演習林でも良く見かける植物で、他の木の幹に半寄生します。
木の幹に付くヤドリギ
ヤドリギの実には粘り気があり、鳥に食べられ排泄されても、種子はねばねばに覆われています。高い枝で排泄された種子はねばねばの実によって、幹にくっつきます。
ヤドリギは鳥によって新たな木へと運ばれていきます。

木の幹にくっついたヤドリギの実と種

この日見たヒレンジャクも好物のヤドリギを食べ、種を新たな場所へ運んでいました。
長く伸びるフン
2015.02.09 ヤマウチ